#05 原音設定
- 樹月
- 4月5日
- 読了時間: 2分
更新日:4月15日
録音お疲れ様です。
残念ながら、まだ休んではいかないようです。もうちょっと頑張りましょう。
では、一番大事な作業「原音設定」の説明をはじめます。
原音設定とは
音源を使えるようにするには、「oto.ini」というファイルを作成する必要があります。
このファイルには、
どこが子音で、どこが母音か
どのタイミングで発音させるか
といった重要な情報が書き込まれています。
このファイルを作成する作業が「原音設定」です。
原音設定をちゃんとしないと、音源が変な発音をしたり、不自然な歌声になったりします。
逆に、原音設定の精度が高いと、音源のクオリティが上がるので、しっかり覚えましょう。
setParam
原音設定には、「setParam」という専用ソフトが王道です。
setParamでは、以下の6つのパラメータを簡単に調整できます。
パラメータ | 役割 |
左ブランク(左) | 左ブランクから先行発音までは子音速度で制御できる範囲 |
オーバーラップ(O) | フェードする範囲 |
先行発声(先) | 発音の基準点(重要) |
固定範囲(子) | 固定範囲から右ブランクまでは伸縮される範囲 |
右ブランク(右) | 右ブランクから最後まではカットされる |
エイリアス | UTAUの中で使う音名 |
原音設定のコツ
スペクトルを確認
setParamでは、スペクトルを表示できます。
波形だけで分かりにくい時は、スペクトルを見ると子音と母音の境目が分かりやすいです。
プラグインを使う
オススメのプラグインは、こちらをチェックしてください。
原音設定は難しい上に精密な作業で、言葉では説明できない部分も多く、自分なりのやり方を見つけることが大事です。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、何度か作れば必ず上手くできます。
次回からは CV・VCV・CVVC ごと、設定方法を説明したいと思います。
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